OpenAIは2026年4月23日にGPT-5.5をリリースし、そのタイミングでCodexをChatGPTの全プラン(FreeおよびGoも含む)に期間限定で提供開始しました。Codex CLIをインストールし、ChatGPTアカウントでサインインするだけで、APIキーもクレジットカードも不要でターミナルからGPT-5.5へアクセスできます。
このガイドでは、Codex CLIのインストール方法、認証手順、モデル選択、レート制限、そして実際の開発ワークフローへの組み込み手順を解説します。モデルの概要は「What is GPT-5.5」をご覧ください。他の無料利用パス(トライアルクレジットやアグリゲーター)は「GPT-5.5を無料で使うガイド」も参考にしてください。
要するに
- Codex CLIは400Kのコンテキストウィンドウを持ち、ローカルリポジトリを直接扱いながらGPT-5.5を使えます。
- ChatGPTのFree、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu全プランでCodexが利用可能(Free/Goは期間限定)。
- インストールは
npm install -g @openai/codexまたはbrew install codexで完了。 - 認証はChatGPT OAuth(ブラウザ)またはデバイスコードフロー(ヘッドレス環境)。
- モデル切り替えは
/model gpt-5.5、クォータ確認は/statusコマンド。 - CLIはApidogと連携させて、APIコールのプロトタイピングやテストも可能。
Codexが最も簡単な無料パスである理由
OpenAI APIは通常有料(入力100万トークン $5、出力100万トークン $30)ですが、CodexはAPIキー不要でChatGPTアカウント認証のみで利用できます。プランごとにレート制限はありますが、実際に動作しているのは本物のGPT-5.5です。
Codex CLIのインストール
インストール方法は2択です。
# npm(クロスプラットフォーム)
npm install -g @openai/codex
# またはHomebrew(macOS / Linux)
brew install codex
インストール後にバージョン確認:
codex --version
0.28.0以上のバージョンであることを確認してください。これ未満はGPT-5.5モデルが選択できません。
ChatGPTアカウントでの認証
CLI初回起動時に認証フローを選択します。
ブラウザOAuth(ローカルマシン)
codex
ブラウザが開き、ChatGPTで利用しているメールアドレスでログイン。セッションはキャッシュされ、2回目以降は自動サインイン。
デバイスコードフロー(ヘッドレス/リモート)
codex login --device-auth
ターミナルに表示されるコードを別デバイスで入力して認証。
APIキーによるフォールバック
有料APIキー利用時:
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key
この場合はAPIキーに紐付く課金となります。チームアカウントや有料組織と連携したい場合に推奨。
GPT-5.5モデルの選択
Codexはプランごとに推奨モデル(通常はgpt-5.5)を自動選択しますが、Free/Goでは手動切替が必要な場合があります。
セッション内で切り替え
/model gpt-5.5
現行モデルとレート制限を確認できます。
起動フラグで指定
codex --model gpt-5.5
残りクォータ確認
/status
週ごとの利用枠や期限などが表示されます。
最初のセッション: 実践例
Codexは、リポジトリの読み取り、コマンド実行、ファイル編集を持つターミナルUIです。例えば:
cd ~/Projects/my-app
codex --model gpt-5.5
セッション内で:
> README.mdを読み込み、scripts/deploy.shを開いて、その内容を5つの箇条書きで要約してください。
要約が返り、続けて
> deploy.shをリファクタリングして、失敗したら終了&ドライランフラグ追加。後方互換性維持で。
差分プレビュー&承認後に適用。さらに
> デプロイテストスイートを実行し、失敗ケースを表示
テスト結果がストリームされ、失敗した場合はモデルに修正依頼。このループでコーディングを進められます。
OpenAI公式ローンチ(OpenAIローンチ投稿)でも、こうした複数ファイル・ツール活用・ターミナル駆動作業でSWE-benchスコアが大幅に向上したと述べられています。
Codexが生APIコールでは実現しないもの
Codex CLIを使うと、以下の機能が自動で付与されます:
- リポジトリコンテキスト: ファイルツリーから関連ファイルを自動インデックス、ファイルハンドルごとモデルに渡します。
- コマンド実行の承認制: コマンドは必ずユーザー承認後に実行。シェルの安全が担保されます。
- 書き込み時の差分プレビュー: すべての編集は統一diffでプレビュー&承認可。
- セッション永続性: プロジェクトごとに履歴が保存され、中断地点から再開可能。
これらをAPIで自作するのは大変です。ベアメタルAPIの詳細はGPT-5.5 APIガイド参照。日常コーディングはCLIが圧倒的に効率的です。
プランごとのレート制限と上限
2026年4月23日時点のプラン別状況は以下。
| プラン | CodexでのGPT-5.5アクセス | 週ごとの上限 |
|---|---|---|
| Free | あり(期間限定) | 厳しい; プロトタイプ規模 |
| Go | あり(期間限定)、Freeの2倍の制限 | 小規模 |
| Plus | あり | 中規模 |
| Pro | あり、個人ユーザー向けに最高の上限 | 大規模 |
| Business | あり、シートベース | シートあたり大規模 |
| Enterprise / Edu | あり、契約ベース | カスタム |
上限到達時は明示的なエラーが返ります。/statusで残り枠を必ず確認しましょう。
エディタ・IDE連携
Codex CLIの認証情報は、VS Code拡張、JetBrainsプラグイン、Codexクラウドアプリなどでも再利用可能です。CLIで一度サインインすればIDE側で再ログイン不要。
Apidogユーザー向けの連携例:
- Codex CLI内でリクエストをプロトタイプ(例: 「このファイルでGPT-5.5プロンプトを実行」)。
- プロンプト&出力をApidogコレクションにエクスポート、チーム共有。
- 有料APIキー移行後はCodex経由からAPIコールに切り替え。
VS Codeでコレクション管理する方法は「VS CodeにおけるApidog」参照。
Free/Goプランでワークフローを安全に保つ
初日に設定しておくべきポイント:
-
ファイル書き込みは必ず承認制
~/.codex/config.jsonで"autoApproveWrites": falseを設定。Freeはデフォルト安全ですが、Goティアでは明示的に確認推奨。 -
ワークスペース範囲の限定
Codexはプロジェクトディレクトリからだけ起動。
~直下で実行すると全ホームディレクトリがスキャン対象になるので注意。
OpenAIはリリース前に外部セキュリティレビューを実施(CNBCローンチ記事参照)。とはいえ、差分適用の前には必ず自分で内容をチェックしましょう。
無料パスから有料パスへの移行タイミング
「期間限定」記載の通り、Free/Goプランは将来的にアップグレードが必要になります。移行ポイントは以下:
- 週クォータを超過した時 本格運用ならPlus/Proへアップグレード推奨。
- API直接利用が必要な時 CLIの範囲を超える場合はAPIガイドを参照。
- チーム単位の請求が必要な時 料金内訳からBusiness/Enterpriseへ。
利用モデル自体は共通、変わるのは課金方法とUIのみです。
よくある質問
CodexでGPT-5.5 Proは使える?
現在Codexは標準GPT-5.5のみ。ProはChatGPTアプリおよび将来的にAPIで提供予定。
ChatGPTアカウントなしでCodexは使える?
不可。ChatGPT認証またはOpenAI APIキーいずれか必須。無料パスはChatGPTサインインが必須。
Free/Goアクセスはどのくらい使える?
「期間限定」。数週間~数ヶ月見込み。利用増加時はアップグレード推奨。
Codexはオフラインで動作する?
不可。すべてのGPT-5.5呼び出しはOpenAIインフラへのAPI通信。
Web版ChatGPTと何が違う?
Codexはローカルファイル・シェル・リポジトリ文脈を含むターミナルセッション。Webアプリはこれら機能非対応。


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