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Akira
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GLM-5.1とは?Z.AIの最新主力エージェントモデルを解説

要するに

GLM-5.1はZ.AIの次世代フラッグシップモデルで、2026年4月にリリースされました。エージェント工学特化型で、長期間のコーディングタスクや自律的な最適化ループ、複雑なソフトウェアプロジェクトに最適です。SWE-Bench Proで58.4点、Terminal-Bench 2.0で69.0点を記録し、GLM-5を含む主要コーディングベンチマーク全てで上回っています。モデルの重みはMITライセンスで公開されています。

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はじめに

ほとんどのAIモデルは数回のツール呼び出しで限界に達し、コーディング問題では初期の急速な進歩後に停滞しがちです。そのため、エージェントを厳密に監視するか、平凡な結果を受け入れざるを得ません。

GLM-5.1はこのパターンを打破するために設計されています。Zhipu AIのGLMファミリーを開発するZ.AIチームは、GLM-5.1を2026年4月にエージェントタスク向けの最上位モデルとしてリリースしました。最大の特徴は「長期的な有効性」。600回の反復、8時間、数千回のツール呼び出しを通じて、安定して進歩し続ける能力です。

💡 実運用を意識したAPIワークフローのテストにはApidogのテストシナリオが有効です。エージェントワークフローに合わせたAPI呼び出しのチェーンを定義し、GLM-5.1の非同期応答・ツール呼び出し・ストリーミング応答処理を本番前に検証できます。

GLM-5.1とは?

GLM-5.1は、Zhipu AIが2026年4月にZ.AI開発者プラットフォームを通じて公開した大規模言語モデルです。GLM(General Language Model)はZhipuが2021年から開発しているアーキテクチャを指します。

GLM-5.1モデルの性能を示唆するグラフ

GLM-5.1はGLM-5の後継で、5.1のアップデートはエージェント機能へ完全にフォーカス。人間の介入を不要とし、性能の壁にぶつからず、長期間のタスクを自律的に処理する能力が強化されています。

このモデルは推論や汎用チャットボットではなく、エージェント工学に最適化されています。具体的には、ソフトウェア開発や最適化ループ、多数の反復にわたるコード生成・実行、長時間のセッションを必要とする課題解決などです。

MITライセンスで重みがHugging Faceに公開されており、vLLMまたはSGLangでローカル実行、またはBigModel APIやZ.AI開発者プラットフォーム経由で利用可能です。

GLM-5.1のベンチマーク性能

Z.AIはGLM-5.1とGLM-5、GPT-5.4、Claude Opus 4.6、Gemini 3.1 Proのベンチマーク比較を公開しています。対象はソフトウェアエンジニアリング、推論、エージェントタスクの3カテゴリです。

GLM-5.1と競合モデルのベンチマーク比較

ソフトウェアエンジニアリング

ベンチマーク GLM-5.1 GLM-5 GPT-5.4 Opus 4.6 Gemini 3.1 Pro
SWE-Bench Pro 58.4 55.1 57.7 57.3 54.2
NL2Repo 42.7 35.9 41.3 49.8 33.4
Terminal-Bench 2.0 69.0 56.2 75.1 65.4 68.5
CyberGym 68.7 48.3 66.6

GLM-5.1はSWE-Bench Proで1位。Terminal-Bench 2.0ではGPT-5.4が上位ですが、GLM-5.1はGLM-5に大差で勝っています。

NL2RepoではClaude Opus 4.6がリードしていますが、GLM-5.1はGLM-5を大幅に上回っています。

推論

ベンチマーク GLM-5.1 GLM-5 GPT-5.4 Opus 4.6 Gemini 3.1 Pro
HLE (ツール使用時) 52.3 50.4 52.1* 53.1* 51.4*
AIME 2026 95.3 95.4 98.7 95.6 98.2
HMMT Nov. 2025 94.0 96.9 95.8 96.3 94.8
GPQA-Diamond 86.2 86.0 92.0 91.3 94.3

推論ベンチマークでは競争力はあるものの、GPT-5.4やGemini 3.1 Proがリードしています。GLM-5.1の強みはコーディング・エージェントタスクにあります。

エージェントタスク

ベンチマーク GLM-5.1 GLM-5 GPT-5.4 Opus 4.6 Gemini 3.1 Pro
BrowseComp (コンテキストあり) 79.3 75.9 82.7 84.0 85.9
MCP-Atlas (公開) 71.8 69.2 67.2 73.8 69.2
Tool-Decathlon 40.7 38.0 54.6 47.2 48.8
Agentic 68.0 62.0

MCP-AtlasでGLM-5.1がリード。BrowseCompやTool-Decathlonでは中位ですが、AgenticスコアはGLM-5から大きく伸びています。

GLM-5.1が異なる点:長期的な最適化

ベンチマーク単体だけでなく、GLM-5.1は「長期間の進歩持続力」が特徴です。Z.AIは、段階的構造化されていないフィードバックを用いた3つの長期タスクでこの特性を検証しています。

シナリオ1:600回以上の反復によるベクトルデータベース最適化

Sift-1Mデータセットを用い、RustスケルトンコードからQPS最大化を目指すタスクを実施。GLM-5.1は600回以上の反復と6,000超のツール呼び出しで21,500 QPSまで向上。他モデルの最高は3,547 QPS(Claude Opus 4.6)で、約6倍の結果。

ベクトルデータベース最適化におけるGLM-5.1のQPS改善

進捗には構造的な転換点が複数あり、例えば90回目の反復でf16ベクトル圧縮によりQPSが急上昇、240回目では2段階パイプライン導入で大幅改善。全体で6回の大きな転換がありました。

シナリオ2:1,000回以上のターンによるGPUカーネル最適化

PyTorchコードから高速CUDAカーネルを自動生成。GLM-5.1は3.6倍の高速化を達成。Claude Opus 4.6は4.2倍でリード。ただしGLM-5.1はGLM-5より改善持続時間が長いです。

GPUカーネル最適化におけるGLM-5.1の速度向上

コンテキストウィンドウと技術仕様

GLM-5.1は20万トークンのコンテキストウィンドウを持ち、長期エージェントタスクに最適です。

仕様
コンテキストウィンドウ 200,000トークン
最大出力 163,840トークン
アーキテクチャ 自己回帰型トランスフォーマー(GLMファミリー)
ライセンス MIT(オープンウェイト)
推論フレームワーク vLLM、SGLang
モデル重み HuggingFace (zai-org)

提供と価格

GLM-5.1は下記3チャネルで利用可能です。

  • BigModel API (bigmodel.cn)

    開発者向けAPI。モデル名glm-5.1を指定。トークンではなくクォータ制課金。ピーク時(UTC+8 14:00~18:00)は3倍、オフピークは2倍消費。2026年4月末までオフピークは1倍に割引。

  • GLMコーディングプラン (Z.AI)

    サブスクリプションプラン。Claude Code、Cline、Kilo Code、Roo Code、OpenCode、Droidと連携し、月額10ドルから。コーディングアシスタントでモデル名を設定。

  • ローカルデプロイ

    重みはhuggingface.co/zai-org/GLM-5.1に公開。vLLMやSGLang経由でローカル実行可能。GitHubリポジトリにデプロイ手順あり。

GLM-5.1対GLM-5:実際に何が変わったのか

GLM-5.1はGLM-5の「有用な作業期間」を大きく延長。初回パス性能も向上していますが、真の違いは「無制限の時間・反復数を与えた時の進歩持続性」にあります。

具体例として、ベクトル検索ではGLM-5が8,000~10,000 QPSで停滞したのに対し、GLM-5.1は21,500 QPSまで成長。GPUカーネル最適化やLinuxデスクトップ自動化でも、GLM-5.1の改善持続力が際立っています。

なお、Claude Opus 4.6はGPUカーネル最適化やBrowseCompで依然リードしています。

GLM-5.1対競合モデル

GLM-5.1対Claude Opus 4.6

SWE-Bench Pro(58.4対57.3)、CyberGym(68.7対66.6)でGLM-5.1がリード。Claude Opus 4.6はNL2Repo、GPUカーネル最適化、BrowseCompで上位。API利用料はClaudeが高額なため、GLM-5.1は大量エージェントループ用途にコストメリットがあります。

GLM-5.1対GPT-5.4

GPT-5.4はTerminal-Bench 2.0や推論系ベンチマークでリード。GLM-5.1はSWE-Bench ProやMCP-Atlasで優位。中国の開発者や中国AI基盤での利用にはGLM-5.1のBigModel APIアクセスが有利です。

GLM-5.1対Gemini 3.1 Pro

Gemini 3.1 Proは推論やBrowseCompで強いですが、GLM-5.1はSWE-Bench ProやTerminal-Bench 2.0、CyberGymでリード。コード中心の用途ではGLM-5.1、汎用推論・文書Q&AではGeminiが適しています。

GLM-5.1が最も適したユースケース

  • 自律型コーディングエージェント

    長期タスク、自律的なテスト・分析・最適化ループ向き。エージェントのメモリ管理詳細は AIエージェントのメモリ管理方法 を参照。20万トークンのコンテキストウィンドウと長期最適化力はここで真価を発揮。

  • AIコーディングアシスタント連携

    Z.AIコーディングプランでClaude Code、Cline、Kilo Code、Roo Codeなどに統合。トークンごとの高額料金不要で強力なコーディングモデルを活用可能。

  • ソフトウェアエンジニアリング自動化

    GitHub課題解決やPR生成、バグ修正自動化。SWE-Bench Proでの1位は信頼性の裏付け。

  • 競技プログラミング・最適化

    GPUカーネルチューニングや性能ベンチ、アルゴリズム最適化にも有効。

  • 適さない用途

    汎用チャットボット、クリエイティブライティング、推論重視のドキュメントQ&AにはGeminiやGPT-5.4が推奨されます。

今すぐGLM-5.1を試す方法

  • チャットで試す

    z.ai のZ.AIチャットインターフェースから即利用可能(APIキー不要)。

  • APIアクセス

    bigmodel.cnでアカウント作成&APIキー発行。OpenAI互換APIなので、既存のGPTクライアントでも利用可。モデル名はglm-5.1

  • ローカルデプロイ

    重みはhuggingface.co/zai-orgで配布。セットアップ手順は 公式GitHubリポジトリ を参照。

  • API活用例

    コード例・認証・テストセットアップを含む詳細手順は GLM-5.1 APIガイド を参照。

結論

GLM-5.1はGLM-5から大幅に進化し、特に長期エージェントタスクでの有用期間が圧倒的に伸びています。SWE-Bench Proでの1位獲得やベクトル検索600回反復のデモは、自律型コーディングワークフロー向けオープンウェイトモデルとして最高峰であることを裏付けます。

全ベンチマークでリードしているわけではありませんが、クローズドな最先端モデルの高額費用なしで持続的なコーディングエージェントを実行したい開発者には、MITライセンス下のGLM-5.1+BigModel APIは強力な選択肢です。

オープンウェイト+MITライセンスなので、ローカル実行・ファインチューニング・自社インフラ展開にも最適です。

よくある質問

GLMは何の略ですか?

General Language Model(汎用言語モデル)の略で、Zhipu AIが2021年から開発するアーキテクチャ。GPTファミリーのデコーダー専用型ではなく、自己回帰型ブランク補完に基づきます。

GLM-5.1はオープンソースですか?

はい。zai-org/GLM-5.1としてHuggingFaceでMITライセンス下に公開。商用利用・ファインチューニング・再配布も可能です。

GLM-5.1のコンテキストウィンドウは?

200,000トークン(約15万語)。最大出力は163,840トークン。

GLM-5.1とDeepSeek-V3.2の比較は?

Z.AIベンチマークではGLM-5.1がソフトウェアエンジニアリングタスクでリード。推論系ではDeepSeek-V3.2も競争力有り。コーディングエージェントにはGLM-5.1がより強力。

GLM-5.1はClaude CodeやCursorで使える?

はい。Z.AIコーディングプランはBigModel API経由でClaude Code、Cline、Kilo Code、Roo Code、OpenCodeと連携。設定でモデル名を更新。月額10ドルから。

API経由でGLM-5.1へアクセスする方法は?

bigmodel.cnでアカウントを作成し、APIキーを取得。https://open.bigmodel.cn/api/paas/v4/chat/completionsへモデル名glm-5.1でリクエスト。完全なAPIウォークスルーは GLM-5.1 APIガイド を参照。

GLM-5.1は無料で使える?

z.ai のチャットは無料。BigModel APIは有料クォータ制。2026年4月末までオフピークは1倍クォータで割引。

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