1枚のイラストからAI動画を作るだけなら、それほど難しくありません。
問題は、同じキャラクターを使って2本目、3本目の動画を作るときです。
最初の動画では丸い顔だったのに、次の動画ではあごが細くなる。短かった前髪が長くなり、服の飾りや目の色まで変わってしまう。
1本ずつ見れば大きな違和感がなくても、複数の動画を続けて見ると、別の人物に見えてしまいます。
この問題を減らすには、プロンプトを長くするよりも、「変えてはいけない特徴」を先に固定する必要があります。
キャラクターの固定要素を決める
毎回「かわいい女性キャラクター」「アニメ風の少年」とだけ入力すると、生成するたびに外見が変わります。
少なくとも、次の要素は固定した方がよいです。
- 顔の形
- 髪の長さと前髪
- 目の色
- 衣装の色
- 特徴的な装飾
- イラスト全体の画風
たとえば、「黒髪の女性」だけでは情報が足りません。
「肩までの黒いボブ、まっすぐな前髪、茶色の目、白いシャツ、青いリボン」と書けば、維持すべき特徴が明確になります。
ただし、外見の説明を長くしすぎると、肝心の動作指示が弱くなります。キャラクター設定と動作は分けて書く方が整理しやすくなります。
基準にする画像を毎回変えない
同じキャラクターを維持したいなら、最初の動画に使った画像を基準として繰り返し使うのが最も簡単です。
場面ごとに新しい画像を生成すると、顔だけでなく、体格、衣装、色使いも少しずつ変化します。
背景だけを変えたい場合でも、まずはキャラクターの基準画像を維持し、動作やカメラの指示だけを変える方が安定します。
正面、横顔、全身の画像を最初から大量に用意するより、1枚の基準画像でどこまで自然に動かせるかを確認した方が失敗を減らせます。
大きな動作を一度に指定しない
キャラクターが変わる原因の一つは、元画像に写っていない部分をAIが新しく作る必要があることです。
正面を向いた上半身のイラストに、「後ろを向いて走り出す」と指定すると、横顔、後頭部、背中、脚、衣装の裏側までAIが推測しなければなりません。
この推測が増えるほど、元のキャラクターから離れやすくなります。
最初は、次のような小さな動作が向いています。
- ゆっくりまばたきする
- 少しだけ顔を横に向ける
- 髪が風で揺れる
- 手元の物を見る
- カメラがわずかに近づく
大きな動作が必要なら、1本の動画に詰め込まず、短い場面に分ける方が自然です。
プロンプトの固定部分を毎回使う
同じキャラクターを複数の場面で使う場合、外見と画風の説明は毎回同じ文章を使います。
変更するのは、最後の動作部分だけです。
1本目:
肩までの黒いボブ、まっすぐな前髪、茶色の目、白いシャツと青いリボンの女性キャラクター。元画像の顔、衣装、画風を維持する。窓の外を見ながら、ゆっくりまばたきする。
2本目:
肩までの黒いボブ、まっすぐな前髪、茶色の目、白いシャツと青いリボンの女性キャラクター。元画像の顔、衣装、画風を維持する。少し顔を動かし、カメラを見る。
日本語で画像の動きを指定して短い動画を作る場合は、AI動画生成も参考にできます。
同じキャラクターを維持するために重要なのは、派手なプロンプトではありません。
基準画像を固定し、外見の説明を変えず、AIが新しく作らなければならない部分をできるだけ減らすことです。
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