DNSレコードとは、DNSを動作させるための設定情報のこと。DNSサーバは、ドメイン名とIPアドレスの対応表である「ゾーンファイル」を保持しており、このファイルに記載されている1行ごとの詳細情報をDNSレコードと呼ぶ。
このゾーンファイル設定では、「レコードタイプ」と呼ぶ情報の種類に応じてDNSレコードを記述する。レコードタイプのうち、Vercelで購入したドメインに対してnow dns ls
実行時に表示されるものを次に示す。
- A(Address)レコード
- ホスト名に対応するIPアドレスを定義する
- 例えば、独自ドメインでGitHub Pagesを公開する際に使用する
- CNAMEレコード
- ドメインやホスト名の別の名義を定義する
- 例えば、www付きドメインからwww無しドメインに転送する際に使用する
- TXTレコード
- ホスト名に関連付けるテキスト情報を定義する
- 例えば、Google Search Consoleにドメインプロパティとしてドメインを登録する際に使用する
- MXレコード
- メールの転送先(メールサーバ)のホスト名を定義する
- CAA(Certification Authority Authorization)レコード
- SSL/TLSサーバ証明書を発行できる認証局(CA)を指定する
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