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Yasuhiro Matsuda for AWS Community Builders

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AWS Community Buildersになって変わったこと

先日、私はAWS Community Buildersに3年連続で選出されました。

最初に選出されたのは2022年で当時は新型コロナウイルスが蔓延している中で、オンラインでの勉強会を中心に開催していました。その中でLINE Developer Communityとの共同企画を行っていたこともあり、Front-End Web & Mobileの分野で選出されました。

AWS Community Buildersになる前にJAWS Pankration 2021という24時間イベントに登壇しました。このイベントは世界中のAWSユーザーグループを巻き込んだイベントで、フォロー・ザ・サン形式で開催された海外からもクレイジーと評価されたJAWS-UGのイベントでした。

そして、今回3年ぶりにJAWS Pankration 2024という形で開催されることとなり、Call for Proposalsに応募するにあたり、AWS Community Buildersになる前となった後でどのような違いがあったかについてまとめてみました。

AWS Community Buildersとは

公式サイトでは以下のように紹介されており、AWS Community Directoryにて選出された方が検索できるようになっています。2024/6/6現在で全世界で2,593人(日本人は120人)が公開されています。以前は半年に1度選出されていましたが、現在は1年に1回の選出サイクルとなっており、すでに選出されているビルダーでも毎年の更新のフォームに活動をアピールする必要があり、活動が評価されない場合には次年度の選出は行われません。

AWS コミュニティビルダーズプログラムは、知識の共有や技術コミュニティとの連携に熱心な AWS 技術愛好家や新興のソートリーダーに、技術リソース、教育、ネットワーキングの機会を提供するプログラムです。

このプログラムでは、AWS の内容領域専門家が有益なウェビナーを提供し、最新サービスに関する情報を含め、技術コンテンツの作成、リーチの拡大、オンラインおよび対面でのコミュニティにおける AWS 知識の共有に関するベストプラクティスなどを共有します。このプログラムでは、年間限定数のメンバーを受け入れます。AWS ビルダーの皆様は、ぜひご応募ください。

公式サイトにはAWS Community Buildersになることによるメリットが以下の通り記載されています。

プログラムメンバーは以下を受け取ることができます:

AWS プロダクトチームへのアクセス、週 1 回のウェビナーによる新サービスや新機能の情報を受け取ることができます。
AWS の内容領域専門家から、技術以外の様々なトピックについて学び、コンテンツ作成、CFP の提出や講演をする機会を確保するサポートを受けることができます。
AWS プロモーションクレジット、コンテンツ制作や地域密着型の活動を支援する他の有用なリソースを得ることができます。
サプライズです!

なぜAWS Community Buildersに申請しようとしたのか

私はJAWS-UG金沢支部のコアメンバーをしています。AWS Community Day KanazawaやJAWS DAYS 2021の実行委員などを行う中で、AWSのコミュニティ担当の社員の方からもお声がけをいただくとともに、すでにAWS Community BuildersになられていたMasayuki KatoさんやMichael Tedderさんの影響を受けて申請することに決めました。

AWS Community Buildersは申請制度なので、自分で活動をフォームを通じて英語で入力する必要があり、2021年度は選出されませんでした。活動内容を第三者が理解できるようにアピールすることができなかったことが原因でした。

諦めずに半年間活動を続け、アピールする方法も見直すことで無事2022年に選出されました。

AWS Community Buildersに選出された変化について

私の中で実感したことは以下の4点です。

最新情報に触れることができる

AWS Community Builders向けのミーティングなどがオンラインで開催されており、その中で最新のサービス情報に触れることができます。

ミーティングはタイムゾーンの都合上、2回に分けて開催されているのですが、日本時間では午前1時と午前7時に行われることが多く、APAC(アジア太平洋地域)のAWS Community Buildersにとってはリアル参加するのはなかなか大変です。

ただ、リアル参加を通じてチャットの盛り上がりなどを見るととても刺激になります。

英語への抵抗感が多少和らぐ

You Belong Hereの動画にある通り、私は英語がほとんどできません。そのため、ラスベガスで開催されているre:Inventに2回参加しましたが、いずれもホテルでトラブルに巻き込まれて英語が話せないことによってかなり苦労した経験をしています。

AWS Community Buildersのお知らせは専用のSlackワークスペースにて全て英語でやり取りされているため、情報を理解するために英語に触れざるを得ない環境に置かれます。

ただ、幸いなことにlang-japaneseチャネルだけは日本語でやり取りされているので、細かい理解ができない場合には日本のAWS Community Buildersの助けを借りることもできます。

日頃英語で会話したり、文章を書いたりすることはないためこのような機会に接することは抵抗感が少しでも和らぐことにつながります。

AWS re:Invent 2023の体験

5年ぶりに自費で行ったre:Invent体験記で記載していますが、私はAWS re:Invent 2023でAWS Community Buildersになる前に行ったAWS re:Invent 2018との違いを実感しました。

AWSへの理解が広がったり、コミュニティを通じて関わるメンバーが増えたからということもありますが、AWS Community Buildersになっていなければ接することのなかった人とネットワーキングすることができました。

人と人が繋がることによって入ってくる情報もかなり変わることになります。私は技術的な領域での強みを持っているわけではないため、新たに繋がった方から入ってくる情報や考え方は日頃触れることができないものが多く、自分を変化させてくれる動機づけにつながります。

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AWS Community Builder向けネットワークイベントでの集合写真

AWS Community Buildersとの交流

海外との繋がりがAWS Community Builderの醍醐味ですが、国内のメンバーとの繋がりについては国内のイベントを通じて積極的に交流を持つようにしています。

昨年の取り組みでは、AWS Summit Tokyo 2023JAWS Festa 2023でのAWS Community Builders専用の交流イベント AWS Community Builder Meetup を企画しました。

AWS Community Builder Meetupでの記念撮影

AWS Community Builder Meetupの様子

それぞれ技術的な強みを持つというところもありますが、コミュニティを支えている人たちだからこそ出てくる言葉に学びが多いことが事実です。

意識の変革

JAWS-UGの活動だけでなく、私はいくつかのコミュニティ活動を行っていますが、そんな私がコミュニティ活動をやっていて、「なぜ自分の時間と労力を投入して活動を行うのか」という大きな悩み事があります。

この思いは開催するイベントが大きくなればなるほど、そして中心的なメンバーが少ければ少ないほど、この思いは大きくなるように感じています。

熱量の高い人、楽しくしているところには人は集まるとよく言われますが、AWS Community Bildersのように求心力が高い方と一緒にコミュニティの活動を行うことによって、「なぜ自分の時間と労力を投入して活動を行うのか」の答えが見出せました。

まとめ

AWSの技術を日頃から利用されている方でアウトプット活動が好きな方であれば、一歩前に踏み出すだけで世界は大きく変わります。ご覧いただいた内容を通じてやってみようと思われた方は、ぜひJAWS Pankration 2024に応募してみてください。

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